トイレの水トラブル

実は便器は取り外せる!トイレつまり解消の最終手段

トイレがつまっちゃって色々手は尽くしたけど、もうこれ以上どうしようもない…

そんな時の最終手段が、便器を取り外してトイレつまりを解消させる方法。

この記事では、自分でできる便器の外し方についてご紹介していきます。

トイレつまりをどうしても自分で直したい!!という方は、参考にしてみてください。

おもちゃ・携帯電話などの異物を流してしまった時に有効

便器を取り外して行うトイレつまり解消法は、水に溶けない異物を誤って流してしまった時に有効。

トイレに携帯を落とした女性

  • おもちゃ
  • 携帯電話
  • ハンカチ
  • オムツ
  • 生理用品
  • ボールペン
  • トイレットペーパーの芯

など、固形物をトイレに流してしまうケースは少なくありません。

これらをトイレに流してしまったら、物理的に除去する必要があるため、便器側から異物が見えない・届かないといった場合の最終手段として、便器を取り外し異物除去を行います。

トイレットペーパーや汚物が原因になっているトイレつまりには、便器を取り外す方法はあまり向いていません。

汚物などが詰まってしまった場合は、すっぽんや真空式パイプクリーナーの使用が有効。

異物を流してしまった場合は、便器排水口の奥に異物が引っかかっている事も少なくありませんので、ゴム手袋などを装着し排水口にゆっくり手を入れ異物を確認する。

灯油ポンプなどで便器内の水を汲みだし、手鏡などを使って便器排水口奥に異物が無いか確認するのがオススメ。

それでも異物が見つからなかったら、先述した通り最終手段として便器を外すようにしてくださいね。

汚水には大腸菌などが含まれていますので、便器に手を入れる際はゴム手袋などを装着するようにしてください。

事前準備&注意事項

便器を取り外す際に、便器内の水が残っていると当然溢れたり飛び散ったりしてしまうので、止水栓を閉めて水を抜いておく必要があります

レバーを回して水を抜くと、つまっている異物が奥に行ってしまう恐れがありますので、給油ポンプを使用するなどしてタンク内便器内の水を全て汲み出すようにしてください。

タンク内の水を給油ポンプで抜くのが難しい場合は、レバーを少しずつ回しタンク内の水を便器に流してから、便器側で水を汲み取ってください。

※全開にしないよう注意しながらレバーを回してください。

トイレの止水栓は割と簡単に閉める事ができますが、場所が分からなかったり、固着するなどして閉められない場合は、水道メーター内にある水道の元栓を閉めてから行ってください。

便器を外す手順

ここでは、一般的な洋式トイレの外し方の手順をご紹介していきます。
  1. 止水栓を閉め、タンク内と便器内の水を全て抜く
  2. タンクの蓋を外す
  3. タンクに繋がっている給水管を外す
  4. タンク下部と便器を繋いでいるボルトのナットを外す
  5. タンクを持ち上げ取り外す
  6. 床と便器を固定しているナットやネジを外す
  7. 少しずつ静かに便器を動かし取り外す

※温水洗浄便座をお使いの場合は、最初にコンセントを抜いておいてください。

こちらの動画↓で、便器を外す手順が紹介されています。

便器を元に戻す手順

無事つまっていた異物を取り除けたら、便器を元に戻していきましょう。
  • 便器の下の穴にガスケットを取り付ける
  • 床フランジのボルトに合わせながら、便器を元あった位置に置く
  • 便器をネジなどで固定する ※ネジの締めすぎ注意
  • タンクを取り付け便器と固定する
  • タンクの蓋を閉める
  • タンクに給水管を繋ぐ
  • 止水栓を開く

※取り付けの順番や、取り付け箇所を間違わないよう、画像や動画を撮影しながら作業を行うのがオススメです。

こちらの動画↓は、便器の交換動画ですが参考になるかと思います。

まとめ

先述しましたが、トイレに異物をつまらせてしまった時に、便器を取り外し異物を取り除く方法は最終手段です。

便器は陶器でできているため、誤って落としたりすると割れてしまったりする恐れもありますし、重さもあるので力のの弱い方や女性などは、持ち上げる事すらできない場合もあります。

誤って便器を壊してしまうと、便器本体を買い換えなければいけない事態になる事もありますので、DIYなどにあまり自信のない方は業者にご相談ください。

 

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