トイレの水トラブル

トイレは交換できる?自分でやる方法と業者に頼む場合の費用まとめ

  • 長年使用してきたトイレが全体的に古くなってきて、汚れも目立つようになった
  • 最近トイレの流れが悪く、つまりやすくなった
  • トイレのリフォームを検討しているけど、できるだけ予算を抑えたい

トイレは毎日使用する場所なので、快適な空間にしたいですよね。

この記事ではトイレ本体を交換したいと考えているあなたに、DIYでトイレを交換する方法と、業者にトイレ交換を依頼する場合の費用について、詳しくご紹介していきます。

必要なものと全体の作業のイメージ

トイレ本体の交換をプロに依頼するのか、自分で交換するのか、どちらにしようか迷っている方が、トイレ交換の全体の作業の流れをイメージできるよう、概要をご説明していきます。

まず、トイレをDIYで交換する事は、ざっくり言うとDIY慣れしている方であれば、思ったよりも簡単に行う事ができます。

慣れている人であれば、1〜2時間で完了する作業となります。

ただし、お手本通りのパターンであれば簡単に行えますが、設置場所の状況など個々のケースで状況が変わり、イレギュラーな事態が発生する可能性もあり、DIYの経験があまり無い方は作業が行き詰まってしまう箇所が出てしまう事も考えられます。

また、一般的な洋式トイレではなく、新しく取り付けたいトイレがタンクレスタイプの物の場合、さらに難易度が上がります。

トイレ交換に必要な物

最低限必要なもの

  • トイレ本体一式
  • ドライバー類
  • レンチ

必要になる可能性があるもの

  • 床フランジ
  • 排水管のアダプタ
  • ノコギリ(マルチツール)
  • 塩ビ管用接着剤

一般的なトイレ交換の流れ

  1. トイレの排水形式を確認し、設置可能なトイレ本体を購入する
  2. 止水栓を締め、古いトイレのタンクを空にする
  3. 給水管、タンク、便座を取り外す
  4. 便器本体を取り外す
  5. (必要な場合、フランジ・排水ソケットを交換する)
  6. 新しいトイレの便器を設置する
  7. 新しいタンク・ウォシュレットを設置する
  8. 給水管を接続し、止水栓を開く

トイレ交換を行う際に厄介なのが、フランジ排水ソケットの交換で、交換前のトイレと新しく取り付けるトイレが同じメーカーであれば、既存の部品をそのまま使用しトイレ本体を入れ替えるだけで済む事もありますが、異なるメーカーのトイレに交換する場合は、トイレと排水管を繋ぐソケットを交換する必要があります。

また、元のソケットが接着されているケースもあり、接着されている場合はノコギリで切断し、新しいソケットを繋ぐためのアダプタを用意しなければなりません。

ソケットなどの作業は、実際にトイレを取り外してみないと分からない部分なので、それぞれのケースに合わせて対応する事に自信がなかったり、不安のある方はプロに任せてしまったほうが無難です。

 

接着されている排水ソケットは、こちらの動画↓のようにノコギリを使用して取り外す必要があります。

トイレ本体の選び方

トイレの本体を選ぶ時に1番大切なチェックポイントが、壁排水床排水かという点です。※詳細は後述します。

また、交換前のトイレと新しく取り付けるトイレが同一メーカーであれば、交換がより簡単に行える可能性がありますので、メーカーにこだわりが無ければ、同一メーカーの中から選んでも良いと思います。

水道のプロ目線で申し上げると、サポートが手厚く部品が手に入れやすいTOTO、次点でINAXのトイレがオススメです。

トイレは本体によって設置に必要なスペースが異なりますので、欲しい製品が決まったら購入する前に、スペースの確認も必ず行うようにしてください。

トイレの壁排水と床排水とは

排水の違い

床排水

便器から排水管が見えないタイプは、床排水になります。

戸建て住宅などに多く見られる排水形式です。

壁排水

便器から出た排水管が壁に繋がっているタイプが、壁排水です。

マンションなどの集合住宅などで多いタイプとなり、排水管が壁や立管に繋がれています。

新しい便器を購入する際に、床排水か壁排水かを間違って購入すると取り付ける事ができませんので注意と確認が必要です。

トイレ本体の価格相場

新しければ何でもOK、低価格モデル5万円〜10万円
価格と性能のバランスがいい、一般的なモデル10万円〜15万円
高性能ハイエンドモデル15万〜50万円
この他にも、各部品などの費用などで別途数千円くらい必要になります。

トイレの取り付けを業者に依頼した場合、取り外すトイレと取り付けるトイレによって費用は変わりますが、簡単な工事であれば2万円〜行って貰える事もありますので、相談してみてください。

実際の作業の流れ

トイレ交換の流れは先述しましたが、さらに詳しくご説明していきます。
  1. トイレの排水形式を確認し、設置可能なトイレ本体を購入する
  2. 止水栓を締め、古いトイレのタンクを空にする
  3. 給水管、タンク、便座を取り外す
  4. 便器本体を取り外す
  5. (必要な場合、フランジ・排水ソケットを交換する)
  6. 新しいトイレの便器を設置する
  7. 止水栓の交換
  8. ウォシュレット(便座)を設置
  9. タンクを設置
  10. 給水管を接続し、止水栓を開く

トイレの排水形式を確認し、設置可能なトイレ本体を購入する

現在お使いのトイレが床排水壁排水かを確認し、新しい便器の取り付けに必要なスペースも確認してから、欲しい便器を決めて購入してください。

トイレ便器の本体は、ネットショップ家電量販店などでも購入する事が可能です。

便器本体と便座が別売りになっている事もありますので、しっかりと確認を行ったうえで購入するようにしてください。

ネットオークションなどであれば、運が良ければ格安で手に入れる事もできると思います。

止水栓を締め、古いトイレのタンクを空にする

取替作業を行う前に、トイレタンクに繋がっている給水管の途中にある止水栓を締めておきます。

注意ポイント

給水管付近などに止水栓が見当たらない場合は、水道の元栓を締めてから作業を行ってください。

水道の元栓は、戸建てであれば水道メーター付近、集合住宅などでは玄関横などのメーターボックス内に設置されている事がほとんどです。

止水栓を締めてから作業を行わないと、水浸しになってしまう危険もありますので、必ず締めるようにしてください。

止水栓を締めたら、10秒間ほどトイレのレバーを回したままの状態にし、タンク内に残っている水を全て抜きます

抜き終わったら、タンク内に水が残っていないか確認しておくと安心です。

給水管、タンク、便座を取り外す

現在お使いのトイレが温水洗浄便座であれば、止水栓部分に分岐金具が取り付けてある事がほとんどですので、モンキーレンチを使用しナットを緩めて、分岐金具給水管を取り外します。

※この時、給水管に残っている水が出てくる事がありますので、下に雑巾やバケツを置いておくと安心です。また、コンセントも抜いておいてください。

普通便座をお使いの場合は、ナットを緩めて給水管を取り外してください。

給水管を取り外したら、便座部分を取り外していきます。

便器の裏側に便座を固定しているナットがあるので、モンキーレンチで緩めれば簡単に取り外す事ができます。

便座を取り外したら、続いてタンク部分を取り外します。

タンクは蜜結ボルトでタンク下部が便器と固定してありますので、蜜結ボルトのナットを緩めて、タンクを上に持ち上げると取り外す事ができます。

便器本体を取り外す

便器は、さら木ネジによって床と固定してありますので、化粧キャップが嵌めてある場合は化粧キャップを外し、プラスドライバーを使用し便器を固定してあるネジを全て取り外します

便器の後部には固定するためのボルトが2本あるので、ボルトも全て取り外せば便器は持ち上げるだけで、撤去できます。

必要な場合、フランジ・排水ソケットを交換する

現在お使いの便器と、新しく取り付ける便器が同じメーカーであれば、既存の排水ソケットやフランジをそのまま使用する事も可能な場合がありますので、その場合はこの項目は省いてください。

便器の種類によって排水ソケットは形状が異なりますので、新しい便器に既存の排水ソケットが合わない場合は、取り外す必要があります。

排水ソケットは、基本的にネジで固定されているので、ドライバーでネジを全て緩めて取り外すことが可能となります。

しかし、ネジを外しても排水ソケットが取り外せない場合は、接着剤で固定されている事が考えられますので、その場合はノコギリを使用し排水ソケットを切断し取り外します。

排水ソケットの下にあるフランジは、劣化や破損がなければ既存の物を使用する事もできますので、必要に応じて交換を行ってください。

フランジを新しい物に交換したら、その上に新しい便器に適応した排水ソケットを取り付けネジでしっかりと固定してください。

新しいトイレの便器を設置する

排水ソケットのパッキン部分に、新しい便器本体の排水部分の穴を合わせて設置します。

便器を置いた後は、壁面と便器の前後左右の距離を確認し、真っ直ぐになるよう調節してください。

便器の設置位置が定まったら、便器本体に付属されているネジとワッシャーを使用し床に固定していきます。

ネジを締める際は、あまり強く締め過ぎると便器を破損させてしまう恐れがありますので、軽く締めるイメージで固定させれば十分です。

止水栓の交換

新しいトイレタンクには専用の止水栓が付属されているので、古い止水栓を取り外し、ネジ山に汚れなどが付着している場合は綺麗にした状態でシールテープを巻きつけ、新しい止水栓を取り付けます。

新しい止水栓の取り付けが完了したら、マイナスドライバーを使用し止水栓を締めておいてください

タンクを設置

新しいタンクを便器本体の取り付け穴に合わせて、真っ直ぐゆっくりとセットしボルトとナットで固定していきますが、ナットは手で締めるようにしてください。

注意ポイント

タンクを取り付ける際のナットは基本的に手で締めますが、モンキーレンチを使用する場合は締め過ぎるとタンクを破損させてしまう危険があるため、様子を見ながら強く締めすぎないようにしてください。

タンク内部の部品は、新品の状態の物は完全には組み立てられていないので、説明書を見ながら組み立てを行い、タンクのフタを置いてタンクの設置は完了です。

ウォシュレット(便座)を設置

温水洗浄便座を取り付ける場合は、まずベースプレートを便器に取り付けます。

ベースプレートを取り付ける際は、便器本体の便座取付用の穴にベースプレート用のゴムを差し込み、その上にベースプレートを置いてネジで固定していきます。

ベースプレートにはネジを固定する箇所が3箇所あり、ほとんどの場合が普通サイズの場所で固定すれば大丈夫ですが、便座のフタを空ける際にフタがタンクに当たってしまうなどの問題が生じる場合は、ネジを通す位置を奥にしたり、手前にしたりして調節を行ってください。

便器の上に温水洗浄便座を置いてタンクのほうにスライドさせると、ベースプレートに便座が差し込まれ固定されます。

ノーマルタイプの便座を取り付ける場合

付属されているボルトを便座に取り付け、パッキン、ワッシャー、ナットの順に便器裏側からボルトに通して、ナットを手で軽く締めておきます。

その後、ボルト先端に付いている部品に便座と蓋をかぶせ、ボルト、便座、蓋の全ての穴に軸部品をはめ込み、最後にナットを手でしっかりと締めて便座の取り付けは完了です。

給水管を接続し、止水栓を開く

ウォシュレットに付属されている分岐金具を止水栓に繋ぎ、トイレタンクとウォシュレットそれぞれの給水管を接続します。

給水管を繋ぎ終えたら止水栓を開き、レバーを回してタンクや給水管の接続部分から水漏れが発生していないか、きちんと排水されていくか、動作確認を行ってください。

古いトイレの処分は?

古い便器は、粗大ゴミとして扱われる事が一般的ですが、便器やタンクは陶器製の物がほとんどですので、ハンマーなどで叩き砕いて細かくすれば、埋め立てゴミや不燃ごみとして出せる場合もありますが、大変な作業になる上、音や破片も出るため、この方法は庭やガレージなど作業をするスペースがある人向けの処分方法となります。

また、細かく砕いても一度に大量に出すのは禁止されている事もあり、数回にわけて出す必要があります。

自治体によって処分方法は異なりますので、事前に問い合わせを行うなどして確認しておくと安心です。

メモ

稀ではありますが自治体で引き取ってもらえず、産廃業者に処分を依頼しなければならないケースもあり、業者に依頼する場合の費用は3,000円〜8,000円程度が相場となります。

業者にトイレの交換を頼むとどのくらい?

自分でトイレを交換する方法についてご紹介してきましたが、DIYに慣れていない方にとっては大変な作業となります。

便器本体とタンクの合計の重量は30〜40kg前後なので、家の中で運ぶだけでもかなりの重労働となります。

技術や体力面など全て考慮して、自分で交換するのはやっぱり自信が無いという方は、古いトイレの撤去新しいトイレの設置古いトイレの処分、全てを行ってくれるプロに依頼するほうが確実で安心です。

プロに交換をお願いすると、費用面などどのくらいかかるの?

トイレ本体の持ち込み(施主支給)は?

メルカリなどのフリマアプリで新品のトイレを格安で入手し、取り付けなどはプロに施工してもらいたいと検討している方もいらっしゃると思いますが、トイレ本体の持ち込み(施主支給)は業者の利益が減ってしまう点や、トイレ本体に不具合が発生した場合、製品と施工のどちらに問題があったのかを判断する事が難しいケースがあるため、嫌がられてしまう事もあります

ですが、絶対に断られてしまうという事ではなく、トイレ本体の持ち込みでも快く引き受けてくれる業者もあります。

トイレ本体の交換を業者に依頼する場合の費用は2〜3万円程度が一般的ですが、既存のトイレの状況や新しく設置するトイレの種類によっては追加料金が発生する事もありますので、一度業者に問い合わせて見積もりを出してもらうようにしましょう。

トイレ本体+工賃を含めると、自分でトイレ本体を購入するよりも業者に依頼するほうが安く済む場合もありますので、トイレ本体を購入する前に業者に見積もりを出してもらって比較検討しておくと良いですよ。

まとめ

トイレ本体の交換は知識があったりDIYに慣れている方は、自分で行う事で費用を抑える事が可能になります。

しかし、DIYで施工する場合は全てが自己責任となりますので、不安な方は業者に依頼される事をオススメします。

 

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