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水道トラブル修理で高額請求!?修理費用の相場・対処法・業者選びまとめ

急な水回りのトラブルで業者に修理を依頼したら、高額な修理代を請求されてしまった!!

そんな話を耳にした事、ありませんか?

このようなトラブルに遭わないためには、業者選びも当然大切ですが、水道設備の修理にかかる一般的な費用相場を知っておくという事も大切です。

この記事では、水道トラブルにかかる修理費用の相場、高額請求された際の対処法などについてご紹介していきます。

24時間365日対応の業者は割高

「水漏れ・つまりの修理◯◯円」などと記載されいてる、水道屋さんのマグネットがご自宅のポストに入っていた事はありませんか?

マグネット

マグネットを配布している水道業者のほとんどは、急な水道トラブルにも24時間対応してくれるため、緊急性を要する際にも頼りになる存在です。

しかし、24時間対応している水道業者は、普通の業者と比較すると費用はお高めに設定されています。

これは、深夜や早朝にも対応可能なスタッフを待機させていて、その人件費がかかってしまうため。

マグネットに”水漏れ〇〇円””つまり〇〇円”と記載されていたとしても、深夜に修理などを行ってもらうと、マグネットに表示されている金額に収まる事は滅多にありません。

そのため、深夜や早朝などに水回りでトラブルが発生してしまった際は、

  • 本当に緊急性がある?
  • 応急処置を施し、後日の修理ではダメ?

という点を、検討してみるようにしてみてください。

水道設備の水漏れトラブルなどで「止水栓や元栓を閉めれば、水漏れは止まる。」といった場合は、止水栓を閉め応急処置。

その後、24時間営業の水道屋ではなく、平日の日中のみ対応している業者に依頼した方が修理費用が安く済むケースも。

24時間営業の水道業者を利用するにしても、日中のみ営業の業者を利用するにしても、いざという時に自己防衛ができるよう費用相場を把握しておくなど準備をしておくと安心です。

また、水道業者に依頼する前に、

  • トラブル箇所の写真を撮っておく
  • 作業に入る前に見積もりを確認しておく

という事がとても大切になります。

見積もりも出さずに修理をしようとする業者には要注意!作業に入る前に、しっかりと金額の確認をしておきましょう。

水道トラブルで高額請求になったトラブルの事例

水道トラブルで修理を依頼したら、一般的な修理費用を遥かに上回る金額を請求されトラブルに発展するというケースも。

トラブル

この章では、そのような高額請求されたトラブルの事例をご紹介します。

 トイレや台所など水回りの故障を修理した際、業者から数十万円以上の高額な費用を請求されるトラブルが全国で相次いでいる。「保険が使える」などと言って強引に支払わせるケースもあり、被害者は「巧妙な手口で相手のペースに巻き込まれてしまった」と語る。

引用元:読売新聞

 神戸地区の弁護団代表を務める北村拓也弁護士によると、インターネットやマグネット型広告に掲載された連絡先に依頼し、派遣された業者から被害を受けるケースが目立つという。「特定の業者が関わった被害例が多く、組織的に暴利的な商売をしている可能性がある」と指摘する。

見積書を作らずに工事を進め、施工後、契約書にサインを求めるケースもある。神戸市の女性は19年、洗濯槽の水漏れの修理に始まり、さらに作業が必要と言われ、最終的に約140万円を請求されたという。

引用元:神戸新聞

県立消費生活総合センターによると、同社はホームページやマグネット広告に数百円単位から工事を行うと記載。訪問先で工事内容や料金を告げないまま作業を進めた上、高額を請求するなどした。料金が100万円を超えたケースもあり、クーリングオフを求められても暴言を吐くなどして応じなかった。2019年度以降、同社に関する相談が341件あったという。

引用元:Yahoo!ニュース

60歳代の女性はトイレが詰まり、マグネット広告を見て業者を呼んだところ、訪問した業者は「木の根が配管に絡まっている」などと言って作業を進め、180万円を請求。女性は当初、業者から「30万円はかからない」と言われていたが、威圧的な態度で契約を迫られ、当日に支払ってしまったという。

センター相談調査課によると、今年に入り高齢女性が600万円を請求され、400万円を支払う事例も発生した。数年前から神戸・阪神地域を中心に悪質な修理業者が暗躍し始め、昨年ごろから契約金額を高額化させているという。同地域の水回り修理トラブル相談件数は全国ワースト1位となっている。

引用元:ニッポン消費者新聞

水回り修理の高額請求トラブルを、こちらの動画のようなニュースで見た!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このような被害に遭わないためにも、複数の業者で相見積もりを取り慎重に業者選びを行うようにしておくと安心です

水道修理の費用相場

水回りでトラブルが発生し業者に修理を依頼した際、高額請求されるといったトラブルに巻き込まれないためにも、水道修理にかかる費用相場を把握しておくと安心です。

費用相場

トイレのトラブル相場

トイレ修理内容修理費用相場
つまり(軽度)5,000円〜25,000円
トイレ配管のつまり7,000円〜20,000円
つまりで便器の取り外しが必要なケース30,000円〜50,000円
高圧洗浄機が必要なつまり15,000円〜100,000円
水漏れ(軽度での調整作業やパッキン交換)4,000円〜20,000円
給水管から水漏れが発生し交換が必要なケース5,000円〜
タンク内部品交換(タンクの脱着なし)6,000円〜8,000円
タンク内部品交換(タンクの脱着あり)8,000円〜16,000円
便器の破損などで交換が必要なケース(洋式便器)30,000円〜50,000円+便器本体価格

お風呂のトラブル相場

浴室修理内容修理費用相場
つまり(軽度)8,000円〜18,000円
高圧洗浄機使用でのつまり解消30,000円~
蛇口や給水管からの水漏れ3,000円〜10,000円
蛇口交換15,000円〜60,000円
シャワーヘッドの故障4,000円〜45,000円
浴槽の破損70,000円〜180,000円

キッチンのトラブル相場

キッチン修理内容修理費用相場
つまり(軽度)8,000円〜11,000円
高圧洗浄機や専用器具使用でのつまり解消13,000円〜45,000円
蛇口からの水漏れ4,500円〜10,000円
排水管からの水漏れ5,000円〜12,000円
蛇口交換10,000円〜15,000円+蛇口本体価格

洗面所・洗濯排水のトラブル相場

洗面所・洗濯排水修理内容修理費用相場
つまり(軽度)4,000円〜8,000円
高圧洗浄機や専用器具使用でのつまり解消25,000円〜50,000円
蛇口からの水漏れ4,500円〜10,000円
排水管からの水漏れ5,000円〜12,000円
蛇口交換5,000円〜15,000円+蛇口本体価格

上記の費用の他に、依頼する水道業者によっては別途出張料が発生する場合も。

各水道業者の出張料相場は、3,000円前後。

その他、基本料金は4,000円~、深夜作業料金は3,000円~10,000円程度が相場となっています。

また、排水管でつまりが発生した際に専用器具や機械を使用し、汚れや異物の除去作業を行う場合、排水口からつまり発生箇所までの距離が長くなればなるほど料金も加算されていく事がほとんどです。

これらは、あくまで相場で、故障個所や修理内容によっても費用は異なります。

水道トラブルで高額請求をされたら?

水道トラブルで業者に施工を依頼し、その費用が相場より遥かに高額だと感じる…といった際は、下記のような対処を行ってみてください。

悪人

  • 見積書や請求書を確認する
  • 請求額の妥当性を調査
  • 相談する

見積書や請求書を確認する

まずは、見積書や請求書に記載されている内容をご確認ください。

使用した材料、作業内容、作業時間などの詳細が明記されているかを確認し、曖昧な点がある場合は請求書の詳細について業者に説明を求めましょう。

請求額の妥当性を調査

請求書を確認したら、請求額の妥当性について調査を行ってください。

ただしご注意いただきたいのは、例えばキッチン水栓交換を業者に依頼し、ネットショップなどで同じ型番の水栓の価格を調べ、

『ネットで売ってある蛇口は2万円なのに、業者に4万円請求された!ぼったくりだ!』

と仰る方が稀にいらっしゃいますが、水道業者などのプロに水栓取り付けや交換の依頼をすると、人件費や技術料が加算されるのは当然の事。

そのため、蛇口本体だけの金額を見るのではなく、そこにプロの正しい知識や技術、作業時間が加算されている事もしっかりと理解しておく必要があります。

その上で、明らかに法外な金額を請求されているのかどうかをご判断ください。

相談する

明らかに高額な修理費用を請求されてしまった場合は、支払いをする前に消費者センターにご相談ください。

お住まいの地域の消費者センターの連絡先が不明な場合は、消費者ホットライン188に問い合わせるのもOK。

困ったときは、一人で悩まずに、「消費者ホットライン」188にご相談ください。
地方公共団体が設置している身近な消費生活センターや消費生活相談窓口をご案内します。

引用元:消費者庁

消費者ホットラインに電話をすると、お住まいの地域の消費者センターや消費生活相談窓口の連絡先を教えてもらえます。

消費者センターに連絡をしたら、クーリングオフが可能かどうかをご相談ください。

クーリングオフとは?

クーリングオフ(英語: cooling-off period)とは、一定の契約に限り、一定期間、説明不要の無条件で申し込みの撤回または契約を解除できる法制度である。ただし、申込者が商人または契約が開業準備行為であるものに対しては、適用されない。

消費者が自宅などに不意の訪問を受けて勧誘されるなど、自らの意思がはっきりしないままに契約の申し込みをしてしまうことがあるため、消費者が頭を冷やし再考する機会を与えるために導入された制度。一定の期間内であれば違約金などの請求・説明要求を受けることなく、一方的な意思表示のみで申し込みの撤回や契約の解除ができる。

引用元:Wikipedia

特定商取引法において規定されているクーリングオフが適用される期間は、訪問販売の場合で書面受領日から8日間。

契約時に契約書面が交付されていなかったり記載に不備があった場合は、クーリングオフの適用期間が延長されます。

クーリングオフが適用されないケース

高額請求されたからといって、全てのケースでクーリングオフが適用されるという訳ではなく下記のような場合は適用外になる事も。

  • 契約を結び問題なく修理が完了している
  • 商品購入の意思を表していた
  • 法定書面が交付されていない
  • 業者が解決に非協力的

契約を結び問題なく修理が完了している

水道業者に修理依頼をし、依頼通りに問題なく修理が行われ完了している。

といったケースはクーリングオフ対象外となり、請求通りの金額を支払う必要があります。

商品購入の意思を明示していた

クーリングオフは”消費者が望まない契約を迫られた場合”のみ適用されるため、水道設備の修理、交換、リフォームの意思表示をし契約を交わした場合、クーリングオフの対象外となるケースもあります。

法定書面が交付されていない

業者と消費者が契約したかの確認をするのが難しくなるため、業者が法定書面を交付していない場合もクーリングオフは適用されません。

法定書面とは?

法定書面とは、業者が消費者に交付しなければならないとされている書面で、商品、金額、サービス内容、クーリングオフに関する事項についても記載されているもの。

クーリングオフは契約を解除するという制度のため、そもそも契約を交わしていない場合は契約解除(クーリングオフ)を行う事もできません。

また、法定書面が無いと契約内容と実際の施工に相違があったかどうかの確認をする事もできないため、クーリングオフを行う事は難しくなってしまいます。

業者が解決に非協力的

水道トラブルで高額請求をされるトラブルが発生した際、クーリングオフの承諾に難色を示す業者も少なくはありません。

悪質なケースでは、クーリングオフには対応せず業者が音信不通になってしまうという事も。

明らかに相場費用よりも高額な費用を請求されたら、まずは消費者センターにご相談ください

ぼったくり被害に遭わないためには?

水道トラブルが発生した際は高額請求などのトラブルに巻き込まれないよう、以下の点に注意しぼったくり業者かどうかをしっかりと見極めるようにしましょう。

作業員を問い詰めている女性

  • 指定給水装置工事事業者を選ぶ
  • 作業に入る前に見積もりを提示してくれるか
  • 見積もり無料
  • 実績がある会社かどうかを確認する
  • 相見積もりを取る
  • 不安を感じたら作業を中断してもらう

指定給水装置工事事業者を選ぶ

指定給水装置工事事業者とは、給水装置工事主任技術者という国家資格を持ち水道事業者(水道局)から、給水装置工事を適正に施工できると認められている業者の事。

給水装置工事主任技術者とは?

給水装置工事主任技術者試験(国家試験)に合格し、交付申請により厚生労働大臣より給水装置工事主任技術者免状の交付を受けた者をいう。

給水装置工事主任技術者は、給水装置工事事業者が水道事業者から水道法に基づく指定(指定給水装置工事事業者*)を受けるための必須の国家資格である。

引用元:公益財団法人 給水工事技術振興財団

各地域の水道局のホームページに、指定給水装置工事事業者の一覧が掲載されている事もありますので、水道業者を選ぶ際の参考にするのも◎

その他、水道局に電話で問い合わせても、指定業者を紹介してもらえます。

作業に入る前に見積もりを提示してくれるか

きちんとした業者であれば、消費者の合意無しに施工を行う事は基本的にありません。

作業に入る前に必ず見積もりを提示し、消費者が納得し合意を得てから作業に入る業者を選ぶようにしましょう。

作業内容の詳細を明記しておらず大雑把な見積もりしか出さない、施工についての説明が無い、といった業者には要注意。

見積もり無料

水道トラブルは、故障状況や故障個所を現地で確認してもらう必要があります。

これは、現地で状況を確認しパーツ交換の修理で済むのか、水道設備丸ごと交換が必要かなどを確認した上で施工に必要な料金を明示するため。

見積もりは無料で受けている業者も多いため、電話で問い合わせをした際に見積もりに費用はかかるかどうかを確認するようにしておきましょう。

実績がある会社かどうかを確認する

依頼を検討している水道業者のホームページを閲覧し、創業年数、本社情報などを確認してみましょう。

ホームページで紹介されている施工事例や、ネット上の口コミもチェックしておくのがオススメです。

創業年数が長かったり、施工実績が多い水道業者は比較的安心して依頼できる業者となります。

また、訪問してきた作業員には社員証を提示してもらったり、名刺を貰うようにしておく事も大切です。

名刺を持っていない、出し渋るような業者は要注意。

相見積もりを取る

トイレつまりや、水漏れが発生すると生活にも支障をきたすため慌てて水道業者に修理依頼をしてしまうケースも少なくないかと思いますが、止水栓を閉めるなどで応急処置が施せている場合は、1社で見積もりを取るのではなく、2~3社から見積もりを取るのがオススメ。

料金の比較もでき、おおよその費用相場を把握する事ができるため、安心して修理を受けられるかと思います。

不安を感じたら作業を中断してもらう

見積もりを提示せず作業を始められた、どんどん作業を追加されている、など少しでも「おかしいな…」と不安に感じたら、例え作業の途中であっても作業を中断し帰ってもらうようにしてください。

その際、高圧的な態度を取られたり、強引に作業を推し進められるようであれば躊躇わず警察に通報するようにしましょう。

見積もりを提示してくれない、見積もりに納得できない、といった場合は、遠慮したりせずハッキリと断るようにしましょう。

まとめ

水道トラブルは突然発生し日常生活にも支障をきたすため、慌てて業者に依頼したところ高額請求をする悪徳業者に当たってしまった!!という事があります。

ネット上での拡散やニュースなどの影響で、水道トラブル業者=悪徳業者が多い。というイメージを持っている方も少なくないかと思いますが、決してそういうわけではありません。

悪い事をしている業者が目立っているだけで、きちんとした会社の方が多いというのが現状です。

また、”修理費用が安い=良い業者”というわけでもなく、費用は安いが施工がずさん。といったケースも。

水道トラブルで修理を依頼する際は、きちんとした知識と技術を持った業者に依頼するようにしてくださいね。

高額請求のトラブルに遭わないためにも、「少しでも違和感を感じたら断る!!」これが鉄則です。

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