水トラブルの基礎知識

蛇口を締めても止まらない水…放っておくと水道代はどのくらい?

あれ?なんだか水漏れしてる?

ポタッ…ポタ…、チョロチョロ…

水漏れしている気がするけど、少量だし…そのうち修理すれば良いや〜なんて後回しにしていたら、

なんだか最近水道代が高くなっている気がっ!!

そんな経験はありませんか?

この記事では、水漏れを放置しておくと水道代にどのくらい影響するのか?を丁寧に解説していきます。

そもそも水道代ってどのくらい?

水道料金は、『水道のメーター口径』『使用料に応じた段階料金』『上水道・下水道に分かれた料金』によって料金が算出されるので、ちょっとややこしいし分かりづらいですよね。

東京23区を例にして、水道料金を計算してみましょう。
  • 東京23区の一般的な家庭として、水道メーター口径は20mm
  • 1ヶ月で使用する水道の量は25㎥ 東京都水道局平成30年度生活用水実態調査、4人世帯の平均水道使用量

上記を前提として計算してみると、1ヶ月の水道料金は5,815円で、内訳は、上水道料金が3,375円下水道料金が2,470円となります。

ここで、水道の使用量が1㎥増えるごとに303円の水道料金が増加します。

※水道使用量が合計30㎥を超えた部分は、372円。

1㎥=1,000リットルなので、【1リットルの水を使用すると、水道料金は0.3円増加する。】というイメージです。

この東京23区の例を基に、水漏れを放置しているとどのくらいの水が出ているのか?どのくらいの料金が発生するのか?を計算してみたいと思います。

ポタ、ポタ…と垂れるくらいの水

1秒間に1滴=0.05mlの水が、漏れていると仮定します。

0.05ml×60秒×60分×24時間×30日=129.6リットル。

水道料金に換算すると、1ヶ月でおよそ40円となります。

この段階では、それほどまでの大きな影響はなく、気にするレベルではありませんね。

ちなみに昔の水道メーターは感度が低く、この程度の水漏れであればメーターが回らず、水道代がかからない事もありました。

ですが、現在ではメーターの感度が上がっているので、例え少量でも水漏れした分の料金もしっかりと加算されます。

タラーっと細い糸くらい(1mm)の水

スーッと細く水漏れしている状態だと、一見するとたいした事ないと思うかもしれませんが、どんなに細くても途切れる事なく水が出続けていると、1分もすればコップ1杯分くらいの水が溜まります。

1分に200ml=60分で12リットルの水が漏れている事になり、少なく見積もったとしても1時間で10リットルほどの水が出続けているという事になります。

10リットル×24時間×30時間=月に7,200リットル=7.2㎥

水道料金に換算すると、1ヶ月でおよそ2,333円となります。

水道代が2千円以上高くなったら、すごく困るわっ。

スマホのケーブルくらい(3mm)の水

先述した1mmの水漏れと比較すると、漏れている水の直径が3倍になるという事は、出ている水の量は3×3=9倍になります。

1mmの水が少なく見積もって1時間で10リットルだったので、3mmになると1時間で90リットルの水が出続けているという事になります。

90リットル×24時間×30時間=月に64,800リットル=64.8㎥

水道料金に換算すると、1ヶ月でおよそ23,372円となります。

にっ…2万円…?!水漏れを放置すると、こんな事になってしまうのね…

トイレの水漏れは量が分かりづらく、気付いたら高額になっているケースも

蛇口から水が漏れているケースでは、どのくらいの量が出ているのかを、目で見て判断する事が可能です。

しかし、トイレの水漏れの場合、トイレのタンクから便器内へ水が漏れているケースだと、チョロチョロとした音などで水が漏れている事はわかっても、漏れている水の量は判断しづらくなってしまいます。

さらに、水漏れの音が発生していなくても、便器内に溜まっている水の水面が揺れている程度でも、1ヶ月に100㎥以上の水漏れをしているという事もあります。

東京都水道局によると、水面が揺れている程度のトイレの水漏れのケースで、1ヶ月に150㎥の水漏れ、69,000円もの水道料金になってしまうそうです。

 

水漏れに気付いたらまずは止水栓、そして早めの修理を

例え、細い糸程度の水漏れであったとしても、月に2,000円以上の水道料金が発生してしまいますので、年間で考えるとバカにできない額になります。

水漏れが発生してしまった時の応急処置としては、水道を使用しない時は止水栓を閉めて水道料金が上がるのを防ぐようにしましょう。

水漏れは放置していると、改善するどころかどんどん悪化していくケースも少なくありません。

高額な水道料金の請求が来る前に、早めに対処する事がとても大切です。

-水トラブルの基礎知識

© 2021 水道トラブル研究所