水道料金の計算で必ず出てくる【呼び径(メーター口径)】とは、何の事を指しているいるのかご存知ですか?


呼び径(メーター口径)とは?

呼び径は13mm・20mm・25mm〜などがあり、太くなるほど水を多く家に引き込めるので、水圧が高く、お風呂やキッチンなど複数箇所で同時に水道を使用しても、水圧が弱くなりにくくなります。
また、呼び径の大きさによって水道料金が変わり、太くなるほど基本料金が高くなります。
東京都の水道基本料金の場合
13mm:月/860円
20mm:月/1,170円
25mm:月/1,460円

一般的な呼び径(メーター口径)の太さは?
各地方自治体にもよりますが、以前は13mmの呼び径が一般的だったため、古い家などでは13mmの事もありますが、最近の一般家庭では20mmが主流になっています。
水量は水道管の断面積に比例するので、13mmと20mmだと倍以上異なります。
※直径13mm≒断面積133㎟/直径20mm≒断面積314㎟
またマンションの場合、25mm以上の呼び径が設置されている事もあります。
呼び径(メーター口径)の調べ方
ご自宅の呼び径が不明な場合は、水道局から送付される【ご使用水量・水道料金のお知らせ】や、水道料金の領収書に記載されています。
または、量水器の中の水道メーターの蓋の表か裏に呼び径の大きさが表示されている事がほとんどですので、確認する事ができます。

呼び径(メーター口径)は変更できる?
増径するとどうなる?
- 一度に複数の水栓を使用しても、水圧が弱くならない
- 水道の基本料金が上がる
- 水道利用加入金が必要な場合がある
減径するとどうなる?
- 水道の基本料金が安くなる
- 一度に複数の水栓を使用すると、水圧が弱くなる
自宅の水圧が弱い場合などは増径すれば水圧は強くなりますが、増径や減径は簡単に行えるものではなく、大がかりな施工が必要になります。
呼び径を変更するためには、地中に埋設されている水道管を掘り出す必要があるので、費用も高額になります。
増径する場合の費用は数十万円〜必要になる事がほとんどで、家に引き込んでいる水道管の長さによっても工賃は異なりますが、100万円を超えてしまう事もあります。
※呼び径を変更する際は、水道局へ変更申請を行う必要があります。

まとめ
水道の呼び径(メーター口径)は、大きさによって水圧や水道代の基本料金が異なりますが、電気のアンペアとは違い、口径の変更は簡単ではありません。
